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【必見】サックス初心者がスケール練習する際のポイント

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月間3千人が訪れるJazz Saxブログを運営してます。弟の影響でジャズの世界に飛び込み、SAXプレイヤー尾崎一宏氏に3年間師事。好きなジャズサックス奏者は寺久保エレナ、川嶋哲郎。
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サックスの教則本に必ずと言ってよいほど書かれてるのがスケール。

スケールはサックスをやる上で欠かせない存在であり、レッスンでも教わるでしょう。

しかし、ただ目的もなくスケール練習しても面白くないですよね。

今回はスケールとは何か説明した上で、効果的なスケールの上達法を解説します。

 

スケール(音階)とは何か?

スケール(音階)とは、1オクターブ内から複数の音を抜粋し、下から順に並べたものです。

いわゆるドレミファソラシドと聞こえる音階の事ですね。

1オクターブには半音を含めた計12種類の音があります。

1オクターブの図

上記を見て分かる通り、ド,ド♯,レ,レ♯,ミ,ファ,ファ♯,ソ,ソ♯,ラ,ラ♯,シの計12個です。

主音(音階の一番低い音)をCとした場合、ドレミファソラシドというCメジャースケールになります。

ファを主音とした場合、ファソラシbドレミファというFメジャースケールになります。

メジャースケールは1オクターブ内の数だけ、全部で12種類ありますね。

その他にも様々な名前のスケールが有り。

スケールの種類によって音間の幅だったり、音の数、響き方が異なります。

全部のスケールを説明するのは不可能なので、これから2つの定番をピックアップします。

 

メジャースケール

音の間隔を、全音,全音,半音,全音,全音,全音,半音の順で並べたものをメジャースケールと言います。

全音とは2つ分の音間、半音は1つ分の音間の事です。

全音と半音の関係

上記鍵盤を見てみると、ドとレの間にはド#という黒い鍵盤が挟んであり、全音の間隔になってるのが分かります。

一方のミとファ、シとドの間は黒い鍵盤が何もなく隣り合ってるため、半音の関係です。

前項でメジャースケールは12種類(12キー)存在すると説明しましたが、その中でもDメジャーキーを見てみましょう。

Dメジャーは#2つ分の調合が付いたレミファ#ソラシド#。

それぞれの間隔を見ていくと、全音,全音,半音,全音,全音,全音,半音になってますね。

その他のGメジャー、Aメジャーなど12キー全てが上記と同じ間隔で構成されています。

メジャースケールは明るい響きが特徴的です。

 

マイナースケール

音の間隔を、全音,半音,全音,全音,半音,全音,全音で並べたものをナチュラルマイナースケールと言います。

Aナチュラルマイナースケールのラシドレミファソラを見ていくと、上記間隔であるのが分かりますね。

マイナースケールは暗い(悲しい)響きが特徴的です。

 

スケール練習する際のポイント

スケールの各音は綺麗に繋がるよう、滑らかに吹きたいところです。

特にオクターブとサイドキーを使うところでは音が詰まらないようにしてください。

また、各音の音量を一定に最後まで息が途切れない事が重要です。

運指に関しても指が離れすぎず、滑らかな動作が出来るよう繰り返しましょう。

 

スケールの覚え方について

スケールの12キーを全て丸暗記するのは大変ですよね。

そこでポイントなのが、運指よりも音で覚えるのが効果的。

指の形だけで暗記するとミスしやすいですが、音階を声に出して歌う事で脳内にインプットされやすいのです。

  1. スケールを吹く
  2. 頭の中で歌う
  3. 実際にドレミファソラシドと声に出してみる

このような形で練習すれば覚えるのが早くなります。

また、#やb(臨時記号)の数と主音さえチェックすれば、それだけで何のキーか判別する事が可能です。

ですので、臨時記号と主音を優先的に覚えてください。

 

暗記練習だけでは意味がない

スケールはただ暗記するだけでなく、使いこなす必要があります。

アドリブの際に、12キーのどれでも自由にメロディーを作り出せる状態が理想です。

 

スケールを使いこなす訓練法

12キーを使いこなすのに効果的な訓練法があります。

それは、スケール内で自由に音を組み立てる方法です。

例えば、音階を一個飛ばしで吹いてみたり、Cメジャースケールをドシソレミなどと、ごちゃ混ぜで吹きます。

とにかく気が赴くままに、スケールの音を自分好みで演奏するのです。

その方が楽しく覚えられて、確実に表現力がUPします。

 

まとめ

スケールには、ハーモニック・マイナー・スケール、メロディックマイナースケールなど様々な種類がありますね。

初心者は今回紹介したメジャーとマイナーを覚えておきましょう。

スケールは単調に見えて、とても奥が深い練習です。

上達スピードを上げるために、音量・音の繋がり・運指の位置など、細かい点を意識して練習してください。

単調な練習に飽きたら、スケール内で自由に演奏し、後のアドリブにも役立てて欲しいと思います。

 

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