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倍音とは何か?サックスの倍音の出し方について簡単に説明します。

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サックスの倍音の出し方
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月間3千人が訪れるJazz Saxブログを運営してます。弟の影響でジャズの世界に飛び込み、SAXプレイヤー尾崎一宏氏に3年間師事。好きなジャズサックス奏者は寺久保エレナ、川嶋哲郎。
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倍音は英訳して、オーバートーンとも言います。

サックス初心者は倍音(オーバートーン)に対して、難しい印象を抱いてるのではないでしょうか。

確かに難しいです。

ですが倍音をマスターすれば、サックスのスキルが飛躍的に上達します。練習しておかないと損ですよ。

本記事では倍音とは何か、サックスで倍音の出し方について簡単にご説明します。

 

倍音(オーバートーン)って何?

音にはそれぞれ周波数を持っています。

この周波数を整数倍(2倍、3倍…)掛けたものが倍音です。

最低音を基音(第1倍音)として、オクターブ上の音が第2倍音、オクターブと5度上の音が第3倍音、2オクターブ上の音が第4倍音…と定められてます。

最低音(基音)がシbの場合、オクターブ上のシb(第一倍音)、その上のファ(第3倍音)、2オクターブ上のシb(第4倍音)となります。

オーバートーンの楽譜

サックスの場合、運指はそのまま、喉の広き・息の入れ方を変えるだけで倍音を出すのです。

整数倍増えた分の周波数はよく、倍音成分なんて呼ばれ方をします。

 

倍音が重要な理由

倍音を習得すれば、以下のメリットを得られます。

  • 音が太く豊かになる
  • リードミスが減る
  • 音をコントロールしやすくなる
  • フラジオの練習にもなる

まず、倍音成分が多いと音が豊かになります。

倍音を習得するということは、それだけ表現出来る音域の幅が広がるという事です。

 

倍音の練習方法

まずは最低音(基音)のシb、シ、ド、ド#で、それぞれ第4倍音まで出せるように練習しましょう。

シbを第4倍音まで出来たら次はシ(半音上)でやってみる・・・という流れです。

慣れてきたら第5倍音から上も挑戦します。

また、上げた音程を下げる(元に戻す)練習をやる事で、さらに倍音をコントロールする能力が上がります。

 

倍音の出し方のコツ

倍音を出すために以下の2点を意識しましょう。

 

1、出したい音に合わせる

出したい倍音の音程をチューナーのサウンドアウトで鳴らし続ける。

その鳴ってる電子音に合わせてサックスを吹き、同じ音程が出るように工夫します。

チューナーのサウンドアウト機能をご存知でない方は以下記事をご覧ください。

また、周りにお手本の人がいる場合、その人に倍音を吹いてもらうと良いでしょう。

以下のお手本がひたすら流れたユーチューブ動画も是非、参考にしてみてください。

 

2、喉と舌の当たる感覚を掴む

倍音の音程が上がるほど、舌が少しずつ上がり、喉を狭くします。

音程が低いほど広く、高ければ狭くするイメージです。

何度も喉や口腔内を調整しながら、音の当たる感覚を掴みます。

他にも口をすぼめたり、息の方向を上目にしたり、顎を少し前に突き出してみたり…

こうして息のスピードが速くなった結果、高い音が出るのです。ぜひこれらを位置調整してみてください。

 

高音を出す際の注意点

倍音で高い音を出す時、つい舌を噛みすぎがちです。

噛みすぎると音程は上がりますが、リードの振動が減るため、倍音のメリットである厚みが消えてしまいます。

ですから、アンブシュア(噛む力)をほとんど変えず、喉・口腔内(息の流れ)だけをコントロールする意識を持ってください。

 

倍音やる前にロングトーンを練習しよう

基準となる音が安定してから、倍音を練習するのがおすすめです。

最低音シbなら、シbの基準音でまずピッチを安定させるのが先ではないでしょうか。

以下記事でロングトーンの効果的な練習方法を解説してるので、是非ご覧になってください。

 

まとめ

倍音は息の入れ方、舌の位置を変える事で出せるようになります。

それでも倍音が出ない場合、楽器の不具合、もしくはマウスピースとリードのセッティングに問題があるのかもしれません。

マウスピースを変えたら倍音が出たケースもありますからね…。ぜひご自身のセッティングにも目を向けてみてください。

 

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