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【意外な事実】正しいサックスのチューニング方法をぶっちゃけます。

タカミチ
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サックスのチューニング
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サックス・ジャズに関するブログを運営してます。小学4年からサックスを習い続ける弟の影響でジャズの世界へ飛び込む。現在はテナーをやる前提でアルトサックスに取り組み中。好きなプレイヤーはスタン・ゲッツ。
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とあるサックスの教則本で、『チューニングとは、正しい音程で演奏できるように調整すること』と書かれています。

初級者の多くは教則本の指示通り、音を伸ばしながらチューナーの針を真ん中に合わせ込もうとするんですよね。

しかしこのやり方は少し非効率。

必ずしも出した音を『真ん中』にするのが正解とも限りません。

 

本記事では以下をメインに解説します。

  • チューナーにはどんな機能があるのか?
  • サックスが抜群に上達するチューナーの使い方

この記事を読めば『チューナーを賢く使いこなす方法』が分かります。

 

まずはチューナーの機能を解説!

チューナーの写真

チューナーは大きく3種類のタイプがあるんです。

  1. クリップ式
  2. カード式(長方形)
  3. スマホアプリ

 

カード式はメトロノーム機能が搭載されていて、中には『録音』が出来る物まであります。

クリップ式は楽器本体に付けれるため、置くスペースに困りません。

スマホアプリは持ち運び便利なメリットがあり、無料でダウンロード出来るのは魅力的ですね。

今回はカード式タイプを元に説明して行きます。

 

周波数は440〜442が目安

チューナー画面の左上を見ると、周波数の値が表示されてますよね。(緑で囲ってる箇所)

周波数の表示

周波数とは、ピッチ(音程)をどこに合わせるかの『基準』のことです。

 

サックスでチューニングする際は、440or442に合わせるのが一般的。

吹奏楽は442、ジャズ・ポップスでは440で使われる事が多いです。

 

吹奏楽は明るい(高い)音色で演奏するという理由で、『442』が好まれますね。

サックス初級者は440か442のどちらかで、自分が合わせやすいと思う方に設定にしましょう。

続いてはチューナーに搭載されている、『SOUND』と『SOUND BACK』について解説します。

 

SOUNDとは?

SOUNDは別名サウンドアウトとも言われます。

ドレミファソラシドの最低音〜最高音までを、電子音で鳴らしてくれる機能のことです。

上下の三角ボタンを押す度に、半音ずつ音程が変化します。

 

電子音を出した時の画面を見ると、真ん中にアルファベットの文字が表示されますよね。

これは音程を表す記号のことで、例えばSOUNDを『C』に設定すると、ピアノのドの音が出ます。

サックスは移調楽器のため、ピアノのC(ド)は、アルトのA(ラ)に該当します。

 

移調がよく分からない方は、以下の表を参考にしてください。

移調を確認できる表

この表を見れば、ピアノの音程がサックスのどの音に該当するかを確認出来ますよ。

 

SOUND BACKとは?

自分が出した音に対して、正しい音程で返してくれる機能のことです。

例えば、サックスで不安定なラの音を出したら、その直後に正しいラの電子音が鳴ります。

 

「この音で良いのかな…」と不安に思うときは、SOUND BACK(サウンドバック)を使うのが良いでしょう。

サウンドバックを活用すれば、正しい音程を身に付ける事が出来ます。

 

音程が低い(高い)時はマウスピースを調整しよう!

サックスは管の長さが長いほど、低音域の幅が広くなる構造。

これは、バリトンサックスとソプラノサックスを見比べれば理解しやすいです。

以下の写真を見て分かる通り、バリトン→テナー→アルト→ソプラノの順で、段々楽器が短くなってますよね。

サックス4種類

 

どのサックスも、コルクの面積が短くなるほど音程が高くなります。

逆に長くなるほど、音程が低くなります。

 

音程が高過ぎる時はマウスピースを抜き、低過ぎると思ったらマウスピースを深くまで差し込んでください。

こうしてマウスピースを抜き差しする事で、音程を合わせるのです。

音程が安定したところで、コルクとマウスピースの境界線にボールペンで印を付けてあげると、次回からチューニングの手間が省けます。

 

どの音でチューニングするのが正解?

チューニングの音に決まりはないですが、ポイントはあります。

癖のある音程でチューニングすると他の音がズレてしまうため、自分の出しやすいと思う音を選ぶのがオススメです。

 

ここでのポイントは、毎回決まった音をチューニングするコト。

なぜなら基準の音を決めた方が、いざ音程がズレた時にすぐ気付けますからね。

「あれ?この音、普段と違うな。楽器の調子が悪いのかな」と、即座に異常を見つけれます。

関連記事:サックスの調整ってどうやるの?気になる料金・依頼方法を解説

 

全部の音をチューニングする必要はない

低音域〜高音域まで全ての音をチューニングするのは、時間が掛かりませんか?

サックスの音程は大体のバランスが取れてればOK。

全部の音をチューニングする必要はありません。

 

手っ取り早く全体のバランス合わせをしたい時は、

  • 中音域のソ
  • オクターブを押したソ
  • 低音域のファ

の3箇所をチューニングしましょう。これでおおよその音はズレてないと判断できます。

 

ここで注意点として、低音と高音を無理に真ん中に合わせようとするのはNG。

サックスは構造的に、低音が低くなりやすく、高音が高くなりがちな楽器です。

もし高い音を真ん中に合わせ込むと、他の音が低くなりやすいですね。

これでは一生、バランスが合わなくて迷走します。

 

この解決策として、最初から完璧な音程を目指さず、まずは自分で決めた範囲の音を守るコト。

例えば、『低音はチューナーの針の-20まで、高音は+20くらいまでの範囲に収まってれば良し』といった様に、自分でマイルールを作りましょう。

 

音程が合わない人が意識すべき事とは?

そもそもチューニングとは、自分の頭の中にある音感を鍛えるために実施するもの。

音感が鍛えられると、チューナーを見なくても自分の吹いてる音程が高いか低いか分かるんですよね。

 

サックス初級者の多くは音感をチューナーに頼りっきりのため、演奏する時とチューニング時で大きく音程がズレてしまいます。

これではあまりチューニングの意味がありません。

一生懸命音を伸ばして真ん中に合わせる練習をしても、頭の中の音感は中々育っていかないのです。

ではどうやって音感を鍛えれば良いのでしょうか。

 

【音感UP】正しいチューニング方法とは?

音感が鍛えられるチューニング方法を2つご紹介します。

 

1.チューナーを見ずに音を答え合わせする練習法

まずは以下のステップでチューニングしましょう。

  1. サウンドアウトで、確認したい音程を出す
  2. サウンドアウトの電子音を聴きながら、頭の中に音程をイメージする
  3. イメージ通り楽器を吹いてみる
  4. 吹いた音がどれくらいの音程か予測する(この時、一切チューナーを見ない)
  5. チューナーを見て答え合わせをする
吹いたと同時にチューナーを見てしまうと、自分の中の音感が育ちにくいです。

まずは何も見ずに吹いて、出した音が針のどの位置なのか予想してから、チューナーを見る練習をして下さい。

 

2.演奏中に音程がズレるのを防ぐ練習法

スケールを使ったチューニングの練習法です。

どのスケールでも良いのですが、ここでは『Gメジャースケール』を例に説明します。

Gメジャースケール

 

最初のソでチューニングを合わせて、その後はチューナーを見ずに、ソーラシドレミファ#ソと吹いて行きます。

今度は逆にソファ#ミレドシラソーと戻ります。

これは最初と最後に伸ばした音程が同じかどうかチェックする練習法。

メジャースケールを吹いた直後にチューナーを確認し、音程のズレが治るまで繰り返します。

 

まとめ

  1. 音を伸ばしつつ、チューナーの針を見る
  2. 針が真ん中に来るようにする

この2つは教則本に書いてあるコトですが、港の情報をそのまま飲み込むのは危険です。

自分の中の『音感』を鍛えないと、チューニングの意味がなくなってしまいますからね。

ぜひ今回紹介したサウンドモードを活用しつつ、自分の音感を鍛える練習をしてみてください。

 

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