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【サックス編】リズム音痴克服!楽譜を読む際のリズムの取り方とは?

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サックスのリズムの取り方
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月間3千人が訪れるJazz Saxブログを運営してます。弟の影響でジャズの世界に飛び込み、SAXプレイヤー尾崎一宏氏に3年間師事。好きなジャズサックス奏者は寺久保エレナ、川嶋哲郎。
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サックスで曲練習する際に苦戦しがちなのがリズム。

あなたは以下の悩みをお持ちではないでしょうか。

  • 曲練習中に何拍目を吹いてるのか把握しづらい
  • 付点2分音符、スラーの長さが分からない
  • 4部音符や簡単な曲なら分かるけどそれ以外が難しい

すでにリズムが取れてる人にアドバイスを求めると、「練習すれば慣れる」という返答が返ってきやすいです。

確かに慣れなのはその通りで、何度も練習してるうちに自然とリズムを取れるようになった人がほとんど。

しかし「練習して慣れろ!」というアドバイスだけでは不親切ですよね。

実はリズムというのは、少し見方を変えるだけでマスターしやすくなります。

本記事では『楽器を吹く時のリズムの取り方』を分かりやすく解説しますね。

 

リズムを取るには『一定のテンポ』を刻むべし

普段人間が歩く時、一定の動きをしてるように、曲も常に一定のテンポを刻んでいます。

どんな曲であろうとテンポが一定。

4分の4拍子であれば、1、2、3、4、1、2、3、4・・と繰り返されており、4分の3拍子なら、1、2、3、1、2、3・・です。

リズムが取れてる人は、常に一定のテンポを無意識に感じる事が出来ています。

逆にリズムが取れない人は、自分が吹いてる拍ばかりに意識が集中して、木を見て森を見ずな状態。

これではメトロノームに置いてきぼりになる一方ではないでしょうか。

 

頭の中にテンポを流し続けよう

まず楽譜を読む前に、これから吹く曲のテンポをチェックします。

テンポ70で4分の4拍子なら、その通りメトロノームを鳴らすのです。

メトロノームのクリック音をしっかり頭に刻み込み、一定のテンポを感じながら曲を聴きましょう。

ここでポイントとして、ただ1、2、3、4、と刻むのではなく、1拍目を強く意識するのがオススメです。

毎テンポ、強弱を付ければ、自分が今何小節目にいるのか把握しやすくなりますからね。

1(強く感じる)、2、3、4、1(強く感じる)、2、3、4・・・、こんな感じで聴いていきます。

ここで注意点として、実際に音を出す時はアクセントを付けません。あくまで自分の頭の中だけで強調するのです。

ここまで出来てから、ようやく楽譜を読む練習に入ります。

 

音符の長さを把握しよう!

楽譜を読むには、それぞれの音符の長さが理解出来てる必要があります。

メトロノームを鳴らせば、4部音符は理解しやすいのではないでしょうか。

クリック音に合わせて、タンタンタンタンとすぐに手拍子を合わせれますからね。

しかしそれだけでは不十分。

8部音符(4部音符の半分)、16部音符(8部音符の半分)も同じように拍の長さを把握しましょう。

4部音符がターンなら、8部音符はタン、16部音符はタの長さになります。

このようにカタカナに直して声に出すと、拍の長さを把握しやすいです。

16部音符までテンポを把握出来たら、あとは一定のリズムを刻みつつ、フレーズをシンクロさせるだけ。

拍だけに集中せず、曲の流れに乗りながら小節に当てはめていきます。

これには何度も練習が必要ですが、慣れると必ずリズムが取れるようになってきますよ。

 

リズム感を良くするには『裏拍』を取るべし

実はサックスに限らず、音楽でリズム感をアップさせるには裏拍をマスターするのが効果的です。

裏拍とはメトロノームのクリック音が鳴らない部分を指します。

表拍が1、2、3、4というテンポだとすると、裏拍はその間。

つまり、1と2と3と4と、このの部分が裏拍なのです。

裏拍の説明図

クリック音が鳴らない隠れた部分のリズムを感じる事が出来れば、リズム感がさらにアップしますよ。

表拍しか把握出来ない人は、クリック音が鳴った以外の部分を感じづらいです。

裏拍は一定のテンポをさらに小刻みにするため、複雑な音符も感じやすくなります。

8部音符の裏拍まで分かると、16部音符のテンポを刻めますからね。

裏拍の説明図2

1ト2ト3ト4ト・・・8トで、裏拍まで合わせると1小節に16個入ってる事になります。

ここまで来ると難しい音符も自然とリズムが取れるようになるのです。

 

裏拍の鍛え方とは?

メトロノームで鳴らしたクリック音を表拍ではなく裏拍に捉えると、リズム感がUPします。

試しにテンポ70、4分の4拍子でメトロノームを鳴らしてみましょう。

クリック音が一小節に4拍子で鳴ってるのに対し、あなたは8拍子のリズムで声に出します。

最初はタンタンタンタンとただ言うだけですが、途中からクリック音を裏拍だと強く認識するのです。

タン(自分の声)、タン(クリック音と自分の声が合致)、タン(自分の声)、タン(クリック音と自分の声が合致)・・・と繰り返す。

タン(自分の声)が表拍、タン(クリック音と自分の声)が裏拍だと頭で認識。

このリズムパターンを繰り返す事で、徐々に裏拍を感じやすくなるはずです。

テンポ70はすぐに慣れるので、最終的に120までチャレンジしてみましょう。

 

リズムを取るためのポイント

リズムを取りやすくするには、2つのコツがあります。

 

1、メトロノームに気を取られない

メトロノームは常に一定間隔で鳴ってますが、そのテンポに惑わされてる人が多いです。

クリック音に合わせようと思い込み過ぎて嫌になってる人が多い。

しかしそれよりも大事なのはリズム感です。

自分がリズムを刻んでるのをメトロノームが合わせてくるくらいの感覚を持つのが大事。

メトロノームが鳴ってるのか分からないくらい、自分のリズム感に集中できるのがベストです。

そうすればリズムに対して苦手意識がなくなってきます。

 

2、リズムだけに集中する

リズムが取れないと思ってる人の多くは、リズム以外の要素で頭が一杯になってる人が多いです。

例えば曲を吹くとき・・・

  • アンブシュア
  • 音色
  • 音程

など意識すべき点がたくさんありますよね。そのせいで中々リズムに集中できてないのです。

まずはリズム感を鍛える事だけに意識を集中してください。

音色や音程は後回しで良いので、まずはテンポ通り吹ける練習に特化すべき。

慣れてきたら同時並行で音色などをチェックすれば良いのです。

このように一つずつ課題を克服していき、無意識に出来る領域を増やしましょう。

 

まとめ

サックスでリズムを取る方法をまとめます。

リズムの取り方
  • まずは一定のテンポを頭に刻む
  • 一拍目にアクセントを付ける
  • 16部音符までの長さを把握する
  • 一定のテンポの中にフレーズを当てはめる
  • 裏拍を意識して聴き取る
  • メトロノームは友達(苦手意識を持たない)
  • リズム練習だけに特化してやる

今回はリズムを取るために様々なポイントを解説しました。

この中でも一番重要なのは、一定のリズムをしっかり刻む事。

同じリズムを何度も繰り返し意識する事が、楽譜をマスターする一番の近道となります。

音を出す時、出さない時に関わらず、常に一定のテンポを刻んでくださいね。

 

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