サックスのリードミスを防ぐ方法とは?【原因別に解説します】
サックスを吹いてる時、いきなり不快な音が発生した経験ありませんか?
「キュッ、ピー、ピッ、パキッ」といった甲高い音を、リードミスと言います。
リードミスは、リードが異常振動した時に起こる現象です。特にオクターブキーを使った際に起きやすいですね。
今回はリードミスをなくす方法を原因別に解説します。
【原因別】サックスのリードミスをなくす方法
リード
まずリードの状態が問題ないかチェックしましょう。
- リード先端が割れてないか
- 不良品かどうか(リード先端の左右の硬さが異なる等)
- 番手が今の自分に最適かどうか
上記に心当たりのある人は、一度リードを変えてみるのが早いです。
それでも変わらないなら、次のステップに進みます。
アンブシュア
下記のアンブシュア(口の形)で吹くと、リードミスが起きやすいです。
- マウスピースを深く咥え過ぎてる
- アンブシュアをキツく締め過ぎてる
- アンブシュアが元の形より崩れてる
演奏中に疲れてしまいアンブシュアが崩れ、リードミスしてしまう人がいます。
マウスピースを咥える深さ、力加減などは適切かどうか、今一度チェックしてください。
正しいアンブシュアのやり方を以下記事で解説中。
マウスピースのセッティング
マウスピースのセッティングがズレてると、リードミスが起こりやすいです。
リードをマウスピースに合わせ、マウスピース先端とリード先端が同じくらいに調整します。
また、リードとリガチャーが前後左右にズレてないかもチェックしてください。
リガチャー
リガチャーが歪んでる影響で、マウスピースを固定しきれてないケース。
この場合、リガチャーのネジを少しキツめに締めてみましょう。
締めてリードミスが無くなるなら、リガチャーが原因だった可能性が高いです。
指使い
吹くよりも運指を抑えるスピードが遅くてリードミスするパターン。
特に真ん中のドからレに上がるタイミングは、多くの運指を抑えるので要注意。
オクターブを押すときは、タンギングと指のタイミングが合ってるかチェック。
また、サイドキーに間違って触れてないかも注意しながら、正しい運指を心がけましょう。
楽器トラブル
楽器自体が原因でリードミスしてるパターン。
この場合、「キーの動きが遅い」、「タンポが劣化してる(トーンホールが塞ぎきれてない)」などが考えられます。
少しでも心配なら楽器屋さんに見て貰うべきです。
関連記事:サックスの調整ってどうやるの?気になる料金・依頼方法を解説
まとめ
リードミスが起こる原因を複数書きました。
この中で一番多いのは、演奏者本人がやり方を間違えてるパターン。
つまり、楽器(リード)よりも、アンブシュアや運指を間違えてる可能性の方が高いという事です。
当サイトではサックス初心者向けに正しい練習法を解説してるので、ぜひ参考にしてほしいと思います。