ビリーズ・バウンスの吹き方を解説。カッコ良くメロディフェイク。

今回はチャーリー・パーカーが作曲した曲、ビリーズ・バウンスについて説明します。

ビリーズ・バウンスはリズム感のある曲ですが、一歩間違えるとダサく聴こえるリスクも…。

ただ曲自体は決して難しくありません。

テーマ・アドリブで絶対抑えておきたいポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてください。

 

ビリーズ・バウンスの吹き方を楽譜見ながら解説

① ○印はタンギングすべき箇所。

最初のラは強めに吹きます。

ファレシレーシレのレは、4部音符ではなく8部音符にするのもアリです。

②こちらも出だし8部音符で吹いて良いでしょう。

ファファ#レシのレとシの間は、半音挟むとカッコよくなります。

レミレシ・レーミレーレという感じで。

G7のレは休符扱い、最後ファは4部音符として吹きます。

このようにジャズの世界では、元の音符の長さを変えることが多いです。

③出だしドーを強くすると迫力が出ます。

Em7のシ（4部音符）は短く吹くとカッコ悪いので、長めのほうが良いです。

ミbシソレのミbに半音入れて、ミbミミbシソーレとするのもオススメ。

ジャズサックス奏者はこうやってメロディフェイクしています。

④4部音符レをしっかり伸ばします。

ドードシーシ（特に裏拍）は強めに吹く部分です。

⑤出だしレはタンギング。

以降は8部音符が続きます。

頭拍を伸ばしつつ裏拍を強調しましょう。

⑥ビリーズ・バウンスのテーマはノリが良く、全体的にハネてます。

しかしアドリブに関してはハネない方が良いです。

他のジャズと同様、スウィングで安定感ある吹き方をしましょう。

⑦3連符はソラソじゃなく、ソーラソと吹きます。

タータウ・タータウータてな感じで。（タはタンギング）

3連符の1泊目を伸ばすパターンはジャズでよく見受けられます。

⑧裏拍であるラを強調し、その次のファを伸ばします。

レは弱めに吹くと良いです。

⑨pとはピアニッシモのことです。

裏拍レは両方とも下がってるため、弱め（タンギングしない）のが正解ですね。

その次もタウタウタウタウ的な感じで、あえて裏拍を弱く吹いてます。

 

まとめ

ビリーズ・バウンスのテーマはリズム感が大事です。

直前に8部休符がある場合、ッパーと弓を弾くようなイメージで吹いてください。

今回使った奏法は以下記事でも解説しています。

目次にあるプラルトリラーってやつです。

「ジャズでおすすめの教則本を知りたい」という方はこちら。