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ジョン・コルトレーンの名盤(おすすめアルバム)を紹介

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ジョン・コルトレーン
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月間1万人が訪れるJazz Saxブログを運営してます。弟の影響でジャズの世界に飛び込み、SAXプレイヤー尾崎一宏氏に3年間師事。好きなジャズサックス奏者は寺久保エレナ、川嶋哲郎。
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ジョン・コルトレーンの名盤(おすすめアルバム)を紹介

SOULTRANE

コルトレーンもまた巨人だけあって、初心者はどこから手をつけたらよいのかとまどうはずだ。

僕としても不用意にアブナイアルバムに手を出されて、いっぺんにジャズ嫌いになられたりしたら困る。

だからと言って、ここにあげたアルバムが入門者向けの甘い演奏だと思ったら大まちがい。

ごくオーソドックスなハードバップのフォーマットにのっとっているものの、コルトレーンの演奏の密度はきわめて高い。

マイルス、モンクといった大物たちとの共演を通して得た技術的安定と楽理上の知識をもとに、

相性のよいレッド・ガーランドをサイドに得て、ワン・ホーンという好ましい編成により、

充分に自分の音楽を展開しきった名演だ。

【アルバム名】

ソウルトレーン

【収録日】

1958年

【パーソネル】

ジョン・コルトレーン(ts)レッド・ガーランド(p)ポール・チェンパース(b)アート・テイラー(ds)

SELFLESSNESS

かの有名な「マイ・フェイバリット・シングス」の決定版がこれだ。

コルトレーンはこの曲を、レコード化されただけでも10数回くりかえして演奏しているが、

アルバムとしてのまとまり具合や解釈の革新性という点からも、

このアルバムのバージョンが彼の代表的名演といえる。

ジャズのおもしろさの一つに、同じ曲が演奏によってまったく趣きを異にする、というのがあるが、

コルトレーンにとってのこの曲は、まさにその恰好の見本だ。

’60年にアトランティック・レーベルに吹きこまれたこの曲の初演が、テンポもゆったりとしており、

ある意味では慎重に演奏されているのに対し、3年後のこのアルバムでは、

テンポも早く、より力強く激しく、そして自信に満ちて演奏されている。

【アルバム名】

セルフレスネス

【収録日】

1963年

【パーソネル】

ジョン・コルトレーン(ts)マッコイ・タイナー(p)ジミー・ギャリソン(b)ロイ・ヘインズ(ds)

GIANT STEPS

いまになって聴いてみてもやっぱり凄いアルバムだ。

ちょっと聴きには、スムーズにやっているので、なんてことはないように聴こえるが、

じっくりと聴きこめば、コルトレーンの、演奏に対する空恐ろしいような執念が一音一音から伝わってくる。

’59年当時の演奏技術の極限であり、楽理上でも後のミュージシャンに大きな影響を与えたきわめて斬新な試みが、

アルバムとしてもしっかりとまとまった形で提示されている珍しい作品だ。

彼の音楽は後期になればなるほど、単なる音楽”としては捉えきれない“剰余”の部分が出てくるが、

そのサムシング・エルスを、ともかく音楽の範囲内に収めて表現しようとしている、という意味で、僕はこのアルバムを愛聴している。

【アルバム名】

ジャイアント・ステップス

【収録日】

1959年

【パーソネル】

ジョン・コルトレーン(ts)トミー・フラナガンorウイントン・ケリー(p)ポール・チェンバース(b)アート・テイラーorジミー・コブ(ds)

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