1人でバンコクのクラブへ。地元タイ人をナンパしてみた

バンコクでの孤独な挑戦
僕は一人でバンコクのナイトクラブへ向かった。
理由はただ一つ。タイの女の子をナンパして仲良くなるためだ。
多くの人が「バンコクのクラブ=カオサン通り」と思うかもしれない。
でも実際に足を運んでみると、そこは旅行者だらけで、欧米人や観光客が中心。
出会いを期待しても、思った以上にナンパしづらい雰囲気だった。

カオサン通りのクラブで激しい盛り上がり
そこで僕が選んだのは、バンコクの地元民に人気のクラブ街、RCAエリア。
ここには「Route66」と「ONYX」という二大クラブが並んでいる。
日本では味わえない出会いを探しに、僕は夜の街へ飛び込んだ。
Route66での出会い
最初に訪れたのはRoute66。
広大な敷地、洗練された内装、そして外に座れるスペースまである。
正直、渋谷のクラブは少し負けてると感じた。
メインフロアを見渡すと、グループで固まるタイ人たち。
僕はひとりで心細さもあったが、逆にそれが武器になった。
アイコンタクトをきっかけに、すぐにタイ人グループに迎え入れてもらえたのだ。
言葉は通じない。
でもクラブに言葉は必要ない。音楽、乾杯、ノリ。
Google翻訳を片手に、お酒やおつまみを分け合いながら打ち解けていった。
ただ、一人の女の子が僕にしつこくお金を要求してきた。
金額に不満を漏らされたとき、正直「めんどくさいな」と思った。
それでも全体的には楽しく、途中で台湾人旅行者グループとも仲良くなり、写真やインスタを交換して笑い合った。
「もっと他の子とも話してみたい」
そう思った僕は、トイレを口実にその場を抜け出し、次の出会いを探すことにした。
タイ人姉妹との二次会
次に声をかけたのは、タイ人の姉妹。
2人とも英語はほとんど話せなかったが、片方はとても可愛くてノリが良かった。
閉店時間が近づくと、彼女たちが「この後バーに行こう」と誘ってきた。
「ぼったくりかもしれない」と疑いながらも、タクシーに乗り込む。
着いた先は、観光客が知らないローカルバー。
そこはクラブのように熱気にあふれ、友達も合流してカラオケルームへ。
洋楽を歌い、笑い、乾杯を繰り返す。

カラオケルームにて
中には日本語を話せる女性もいて、夜の店を経営していると言う。
後でその店に誘われたが、値段が高く断った。
それでも彼女は嫌な顔ひとつせず、最後まで楽しく過ごせた。
結局、心配していたぼったくりもなく、ホテルに戻るまで一円も払わずに済んだ。
タイの人たちの温かさに触れ、「ここに来てよかった」と心から思った。
ONYXでの波乱
別の日、僕は隣のクラブ「ONYX」に足を踏み入れた。
ここはRoute66より高級感があり、きらびやかな雰囲気。
タイ人グループに混ざると、一人の女の子と仲良くなった。
ところが、別の女の子とインスタ交換しようとした途端、その子の態度が一変。
Google翻訳で「今すぐ出ないとセキュリティを呼ぶ」と脅してきたのだ。
一気に空気が冷え、「やっぱり見た目通り怖いな」と感じた僕は、すぐにその場を離れた。
バンコクの夜で感じたこと
その後は旅行者や親日のタイ人女性とも仲良くなり、話は盛り上がった。
元彼が日本人で、毎月会いに日本へ行っていたという子もいた。
やはり日本好きなタイ人は反応が良く、仲良くなりやすいと感じた。
振り返ると、バンコクのクラブは渋谷のクラブとはまるで違う。
渋谷では一人で行ってもグループに入るのは難しい。
けれどバンコクでは、むしろ一人の方が歓迎され、気軽に仲間に入れてもらえる。
「固定の身内ノリ」ではなく、「新しい出会いを楽しむ懐の深さ」がある。
これこそが、バンコクのクラブの最大の魅力だと僕は実感した。