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誠成公倫はやばい?元信者が実態を暴露します

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月間1万人が訪れるJazz Saxブログを運営してます。弟の影響でジャズの世界に飛び込み、SAXプレイヤー尾崎一宏氏に3年間師事。好きなジャズサックス奏者は寺久保エレナ、川嶋哲郎。
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私は27年間、誠成公倫の信者だった

生まれた時にはすでに信者――親が熱心だったからだ。

やがて両親が退会し、その流れで私も脱会した。

そんな誠成公倫を骨の髄まで知り尽くす私が、今回は「誠成公倫とは何か?」「危険な宗教なのか?」を率直に語る。

結論:誠成公倫は“ヤバい宗教”ではない

世の中には、信者に借金を背負わせたり、命を落とす人が出るような、いわゆる“ヤバい宗教”が存在する。
そうした団体を連想して、誠成公倫にも同じ匂いを感じる人がいるかもしれない。

だが実際のところ、誠成公倫が一貫して説くのは――
「親孝行」「感謝」「仕事や学業に全力を尽くす」など、むしろ王道で健全な価値観だ。

そのせいか、信者は総じて真面目な人が多い。
平日は仕事に励み、週末はスーツ姿で真剣にご講話(説法)を聞く。

私も小学校高学年の頃は青年部に所属し、「親への感謝」や「人としての礼儀」など、今でも役立つ教えを受けた。

誠成公倫での一日

おおよその流れはこうだ。

12~13時:ご祈念(正座で目を閉じ、神棚に向かって手を合わせる瞑想のような時間)

13~14時:信者の体験談

14~15時:先生のご講話

15時~:質問タイム&座談会

体験談では、教えを実践したことで人生が好転した話や、勧誘活動でのエピソードが語られる。涙ながらに話す人も珍しくない。

その後のご講話では、事前に集めた質問を皆の前で読み上げ、教えに沿ったアドバイスが与えられる。
質問タイムの裏では座談会が行われ、信者同士が交流する場にもなっている。

お金の話

誠成公倫の会費は、他の宗教団体と比べれば良心的だ。
大人は月3,000円(更新は来場日から1か月)。来られない期間があっても損はしない。

寄付は完全に任意で、強制されることはない。
もちろん「寄付すればご利益がある」とは言われるが、それも選択自由だ。

西宮の“歌唱劇”

全国に会場がある中でも、西宮(大阪)の会場は最大規模。
ここでは年に一度「歌唱劇」という大イベントが開かれ、全国から信者がバスで集結する。

全盛期の西宮会場は、敷地内にラーメン屋やレストラン、おもちゃ屋まであり、まるでお祭りのような賑わいだった。
だが近年は信者数の減少で空きテナントが増え、かつての活気は薄れている。

退会した理由をぶっちゃけます

ここまで読んで「いい宗教じゃないか」と思った人もいるかもしれない。
実際、説く内容は本質的で、地に足の着いた教えだ。

では、なぜ私は辞めたのか――答えは単純だ。つまらなくなったからだ。

昔は話の上手い先生がいた町田会場も、その先生が突然辞め、新しい先生に交代。
その先生は誠実ではあるものの、話が毎回同じで、惹きつけられなかった。

さらにコロナ禍で座談会が中止になり、つまらない話を聞いてすぐ帰るだけの日々。
これでは足が遠のくのも無理はない。

現在は座談会も復活しているだろうが、今はYouTubeで偉人や専門家の話を無料で聞ける時代だ。
わざわざ会場まで足を運び、平板な話を聞く必要があるのか――そう思ってしまった。

もちろん、これはあくまで私個人の感想だ。
ご祈念やご講話で救われたという信者もいることは付け加えておきたい。

非科学的な主張との距離感

誠成公倫は一貫してまっとうな教えを説く一方で、ときに科学的根拠のない主張もする。

たとえば――
「会場でご祈念をするだけで、法主様(創立者・八島義郎)の“浄化”を受けられる」
「活動(勧誘)や寄付をすれば、心が浄化される」
といったものだ。

信者だった当時の私は、こうした“目に見えない力”を疑いなく信じていた。
だが今では、物事を論理的に捉えるようになり、以前のように心を揺さぶられることはなくなった。

これも、私が誠成公倫を離れた理由のひとつである。

辞めて見えた世界

信者時代、何か良いことが起きれば――
「それは法主様のお陰」
「今こうして健康でいられるのも、法主様のお力で救われているから」

そんな言葉を何度も耳にしてきた。
だからこそ、「もし退会したら不幸になるのではないか」という恐怖が、心の片隅に常にあった。

だが、辞めて数年。
両親も私も、何不自由なく暮らしている。
それどころか、会場に通うために費やしていた時間や労力を別のことに使えるようになり、以前よりも広い視野で、より豊かに人生を考えられるようになった。

これは誠成公倫に限った話ではないが――
一つの場所、一つの情報源だけに依存し続けると、物事を客観的に見る力は鈍る。
自分が見ている世界は、実はほんの一部に過ぎない。
外にはまだ、無数の景色と世界観が広がっているのだ。

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