【体験談】箱根移住で後悔した話。観光と住むのは全く別世界
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月間1万人が訪れるJazz Saxブログを運営してます。弟の影響でジャズの世界に飛び込み、SAXプレイヤー尾崎一宏氏に3年間師事。好きなジャズサックス奏者は寺久保エレナ、川嶋哲郎。
箱根移住の落とし穴 — 知り合いが語った“後悔の真実”

私の知り合いに、数年前、憧れを抱いて箱根へ移住した女性がいます。
温泉、芦ノ湖、大自然――誰もが思い描く“理想の田舎暮らし”の舞台。
しかし彼女は、こう言いました。
「箱根に住んだのは…失敗だったかもしれない。」
その言葉の裏には、想像以上の不便と現実がありました。
ここでは、彼女が語った“箱根移住で後悔した3つの理由”を紹介します。
1. 交通の便が致命的に悪い
観光地だから交通網は整っている…そう思いますよね?
確かに箱根湯本周辺は便利ですが、それ以外はほぼバス頼み。
しかもバスの“終電”は異常なまでに早く、なんと夜8時前後。
東京で友人と居酒屋や夜景を楽しむ? 小田原で食事?
時計を気にしながら慌ただしく帰路につく羽目になります。
「終バスを逃したら帰れない」という不安が、遊びの自由を奪ってしまうのです。
2. 生活費が想像以上に高い
箱根暮らしでは、車はほぼ必須。
持っていなければ毎回バス移動になり、その運賃がバカになりません。
小田原まで片道で約2000円。
さらにバス停が近くにないエリアも多く、夏場は坂道を歩くだけで体力を消耗します。
足腰に自信のない人には、かなり厳しい環境です。
3. 食の楽しみが薄い
観光地のレストランは、期待よりも観光客向けの“割高で平凡な味”が多い――彼女はそう言います。

箱根で食べたかき揚げ定食は微妙だった
価格のわりに感動は少なく、むしろ隣町の小田原の方が美味しい店は豊富。
さらに閉店時間が早く、箱根湯本駅周辺ですら夜7時にはほとんどの店がシャッターを下ろします。
仕事帰りや夜の外食は、ほぼ不可能に近いのです。
おまけ:渋滞地獄
車を持てば自由になる…と思いきや、山道は昼間しょっちゅう渋滞。
観光シーズンには、日常の買い物ですら小さな遠征になってしまいます。
結論:箱根は“住む場所”ではなく“遊びに行く場所”

観光地としての箱根は間違いなく魅力的です。
温泉、湖、草原、四季の景色…2〜3日滞在するなら最高でしょう。
しかし、実際に暮らすとなると話は別。
スーパーやコンビニは少なく、食事や交通の自由も限られます。
多くの人が“非日常”に憧れて移住しますが、それが日常になると息苦しさを感じてしまうのです。
もし移住を考えるなら、私はこうすすめます。
「箱根に住むくらいなら、小田原に住んで箱根にドライブで行くほうがいい」
小田原なら、新幹線も通り、都会の利便性と自然のバランスが絶妙。
週末にふらっと箱根に行き、帰りは小田原で美味しいご飯を楽しむ――これこそ贅沢な暮らし方ではないでしょうか。
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