フリーランスは最高?自由な生活を6年続けた男の本音
フリーランスを開始して、今年で6年目になります。
会社員の頃、フリーランスといえば「自由」「毎日が休日」など、まさに夢の世界でした。
しかしいざフリーランスを続けていくと、会社員時代に思い描いてたイメージと随分異なります。
脱サラする前、フリーランスの発信を見ていたつもりですが、それでも気付けませんでした。
彼らはフリーランスの光の部分をアピールしがちなので、本記事ではあえて『苦悩』にフォーカスします。
フリーランス=天国と思いきやまさかの現実
サラリーマン時代の僕は、フリーランスになれば幸せな日々を送れると信じてました。
早朝出社するのが憂鬱、仕事かったるい、上司に怒られて落ち込む…。もし会社に通わなくて良い人生ならどんなに楽だろうか…。
こんな感じで、自分がシンドいのは全部会社のせいだと決めつけていたのです。
そしていざ会社を辞め、フリーランスになりました。
会社員時代みたいに早朝起きなくて良いし、嫌な仕事をしなくて済む、わずらわしい人間関係もない。
実家暮らしなのでお金に困らない。まさに夢のような世界です。
しかし不思議なことに、会社を辞めて完全自由になったにも関わらずなぜか幸せを感じません。
それどころか、いきなり訳もなく憂鬱な気分が湧いてきたり、無気力になります。
僕はこの時、初めて気づきました。自分が満たされない原因は自分自身にあって、会社のせいではない。
仕事つまらん、上司がクソ。だから僕は不幸だと思い込んでましたが、それはただの勘違いだったのです。
世間一般でも良い会社に入れば、お金さえあれば、素敵なパートナーと巡り会えば、幸せになれると思ってる人が多いです。
もちろんそれで幸せになる人もいますが、僕の場合は違ってました。
自分自身の内面と向き合わない限り、また同じことを繰り返してしまします。
「楽しいことを仕事にする」の落とし穴について
会社員→フリーランスに転身した場合、最初の1〜2年は幸せに感じます。
今まで我慢して働いてた状態から解放される訳ですから、毎日ネットサーフィンし、好きなだけ昼寝し、夢のような毎日です。
しかし厄介なのはその後。
毎日自由な生活を送っていると、脳はそれに慣れてしまします。
会社員時代、休日が来ると100%喜んでたのが、今や1〜2%ぐらいしか喜べない。
美味しいものを食べる、旅行するといったことも、そこまで幸せに感じなくなるのです。
僕はこの経験を通して気づきました。
毎日ネットサーフィンや昼寝など、ダラダラ引きこもってると、幸せ感度が鈍ってしまう。
ある程度、負荷のかかることを習慣化しないと、幸せを感じれない事に気づきました。
これは脳科学的にも説明がつきます。
人間はドーパミンorセロトニン(幸せを感じる物質)の量が限られており、それらを使い果たしてしまった場合、無気力を引き起こします。
ネット上には、無料でドバドバ快楽物質を放出するコンテンツで溢れてる為、より一層、注意しなければなりません。
本来ドーパミンは何か困難なことを乗り越えた直後、感じるもの。
それを無料で手にしてしまった場合、何も頑張ろうという気にならないのも当然です。
〇〇しないと100%後悔する理由
これからフリーランスになる方へ一個だけアドバイスします。
毎日やるべきことを必ずルーティン化しましょう。
僕がフリーランス経験の中で失敗したなと思うのは、完全ノールールな毎日を送ってたことです。
朝起きる時間、寝る時間は自由、いつ仕事してもOK、沢山ジャンクフードを食べてもOK。
こういう自由な中で生きてると、必然的にナマケモノになります。
1日8時間ネットサーフィン、無気力、昼寝しまくるという、誰が見ても廃人になってしまいます。
「こんな状態あかん。直そう」と何回も思いましたが、ドーパミン中毒というのは非常に恐ろしいもの。自分自身の意志ではどうにもなりません。
だからこそルーティンが大事。
自分の意志関係なく、ルーティンだから必ずやる、自由時間を何時までと決める。
残念ながら僕は計画(ルーティン)が全くなかった故に、数年分を無駄にしてしまいました。この後悔は悔やんでも悔やみきれません。
後から振り返った時、後悔しない生き方を全うしたいものです。
まとめ
今改めて脱サラを振り返ると、僕はただラクをしたくてフリーランスになりました。
シンプルに働くのが嫌だったのです。
その意味では夢を叶えたと言えます。
しかしただ怠ける、楽するだけの場合、幸せは長続きしません。
日々の中に成長や目標というものがないと、満たされない人生になってしまいます。
あなたがフリーランスを通して何を達成したいか、何したいか。
その辺が明確になるまでは、とりあえず会社員を続けましょう。