東横インの正社員はきつい?元フロント社員が語るリアルな実態

東横インの求人を見ていると、給料が比較的良さそうに見えるかもしれません。
しかし、実際に働いてみると「きつい」と感じる場面が多くありました。
私は過去に東横インの正社員(フロント)として勤務していた経験があります。
その体験をもとに、東横インの仕事が本当にきついのか、どんな人が向いているのかを赤裸々にお伝えします。
本記事の目次
東横イン正社員がきついと言われる理由
1. 圧倒的な仕事量の多さ
フロント業務というと「接客」のイメージが強いですが、実際には事務作業(ルーチンワーク)が非常に多いです。
宿泊者全員分の情報チェック、深夜の売上計算、締め作業など…。
たとえば宿泊客が250人いれば、その全員分を確認しなければなりません。 もし金額やデータに不備があれば原因調査に追われ、時間がどんどん削られていきます。
この膨大な作業量が、精神的にも体力的にも大きな負担になります。
2. マルチタスクの要求
フロント業務は「接客」と「ルーチン仕事」の両立が求められます。
チェックイン対応をしながら、裏で事務処理も同時進行…。
私は一つの作業に集中すると周りが見えなくなるタイプだったため、
「なぜお客様を優先しないのか」と叱られることも多々ありました。
3. 25時間勤務と体力勝負
東横インの正社員は「25時間勤務(明け休み制)」が基本です。
一度出勤すると丸一日以上拘束され、夜勤も含まれます。
深夜帯は締め作業や翌日の準備が集中するため一番ハードです。
体力がない人は確実に消耗してしまいます。
4. 単純作業の繰り返し
東横インでは細かいルールやマニュアルが多く、覚えるのにも一苦労。
業務の多くは「単純作業の繰り返し」で、刺激を求める人には苦痛に感じやすいでしょう。
そのため「出勤前から憂鬱になる」という声も珍しくありません。
店舗によってもきつさは違う
東横インは全国に数百店舗ありますが、店舗ごとに稼働率や雰囲気が大きく異なります。
繁忙店舗:常にチェックイン対応で手一杯。休む暇なし。
閑散店舗:暇な時間もあるが、ルーチン作業は必ずある。
私がいた店舗は真面目な社員が多く、挨拶やルール徹底が厳しかったため気を抜く暇もありませんでした。
一方で、別店舗では「暇な時間はYouTubeを見ている」という噂も聞いたことがあります。
つまり、働く店舗次第で「きつさ」の度合いが変わるのも事実です。
東横インに向いている人・向いていない人
向いている人
- マルチタスクを効率よくこなせる
- 単純作業でも苦にならない
- 長時間勤務に耐えられる体力がある
- スピード感を持って大量の業務を処理できる
- 接客に生きがいを感じる
向いていない人
- 一つの作業に集中しがち
- マルチタスクが苦手
- 体力に自信がない
- 地味な作業を退屈に感じる
試用期間で見極めることが大切
東横インの試用期間は6か月。
早ければ3か月ほどで「自分に合っているか」「続けられそうか」が分かってきます。
もし「合わない」と感じた場合は、我慢せずに撤退するのも一つの選択肢です。
実際に、無理をしすぎてうつ病になったフロントスタッフも見てきました。
まとめ:東横インは本当に「きつい」のか?
東横インの正社員は、確かに業務量が多く、マルチタスク・体力勝負のハードな仕事です。
しかし同時に、効率的に作業できる人や地道な業務が苦にならない人にとっては向いている環境でもあります。
結論をまとめると――
✅きついと感じる人が多いのは事実
✅ただし「合う人」にとっては安定して働ける職場
✅試用期間で見極めるのが重要
もし東横インの求人に応募を考えているなら、ぜひ「自分の性格や働き方に合うか」をしっかり見極めてください。